今日は、福島県本宮町でのおやこ寄席。
私のおやこ寄席としては、初めての福島公演です。
立春を迎えたというのに、今週の初めには、全国雪模様でしたので、今日の天気も、とても心配していたのですが、思いがけず良すぎるほどの天気になりました。
今日の助演者・米平さんは、ご存じ「奈良の大仏」のような風体ですから、冬の福島というのは、とても心地良かったと思います。
私たち落語家のユニフォームは着物ですが、米平さんは、着物姿がとてもおしゃれです。
でも、米平さんは体重が100kgを越える体型ですので、キングサイズの着物を見つけるのにとても苦労しているのも事実です。
それで、いろいろな着物屋さんと懇意になっておいたり、インターネットで、こまめに探しています。
着物は、季節に合わせて、冬物、合い物、夏物と、三種類に分かれており、昔の人は、きっちり季節ごとに衣替えをしていたものですが、近頃は冷暖房が随分普及したお陰で、一年中合い物で過ごす人も出てきましたが、米平さんも私も、やはり季節感を出す為に、昔ながらの衣替えをするように心がけています。
そういうところは、時代が変われど、とても大事にしたい所ですね。
第一部 米平「犬の目」 文我「平林」「権兵衛狸」
第二部 米平「犬の目」 文我「しの字丁稚」「皿屋敷」「んまわし」
本当の春が来るまでには、もうしばらくかかりそうですね、
私の住む三重県や、お隣の愛知県では、鳥インフルエンザが発生して、関係者の方はとても大変そうです。
今日リクエストで演じました「皿屋敷」は、春を飛び込えて夏の噺でしたが、皆さんもインフルエンザや花粉症に気をつけて新学年を迎えてくださいね。