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おやこ寄席に寄せる思い

 各地の『おやこ寄席』で、集まった子ども達に「落語って、どんなものだと思う?」と 質問してみると、たくさんの答えが返ってきます。
 「面白いおはなし」「うどんをたべる物真似をしたりするもの」「こわいお話もある」 「動物がしゃべったりする」・・・・・・・
 どれもこれもその通りで、漠然とではありますが、子ども達が落語のおいしさを知って いることに驚きます。
 落語は、聴き手の想像力(創造力も含む)に頼るところが大きく、落語家がそれらしく 演じたことを、聴き手の脳裏に、より鮮明な映像として浮かび上がらせてもらうことが肝 心なのです。
 それは「嘘が真の様に見える空間」を、演者と観客が同時につくるもので、その面白さ の大小は、落語家の腕と、観客の想像力が大きくものをいうのです。
 そして、そこから自然な笑いを発生させるためには、落語の内容に「そんなことは世の 中にあること」「私も体験した」「私でもしてしまう」「そんなことがあるとは知らなか った」「そういう時に生き物は、そういう動きをする」「面白いところを見ている」など の要素を盛り込んでいくのです。
 そのような内容と、落語家の卓抜たる腕が組み合わされた舞台に接してもらった時、そ のネタの完結と共に、快い夢を見ていた時の寝覚めの爽快感に似たものを体験していただ けることでしょう。
 「おやこ寄席」では、三百年の年月をかけて仕上がってきた古典落語の美味しさを、親 子で体感していただきたく思い、全国での上演を繰り返しているのです。

桂 文我


ようこそおやこ寄席へ
ようそこおやこ寄席へ  幼いころに落語のおもしろさにめざめ、学生時代は友だちといっしょにクラブや研究会をつくって活動、その後念願の落語家になった桂文我。「子どもたちに落語のおもしろさを伝えたい」と、「おやこ寄席」をはじめます。おやこ寄席のすべてが分かる上方落語・四代目桂文我の自伝的エッセイです。
 ぜひご一読下さい。



【目次】
 はじめての落語
 芸をする楽しみ
 落語研究会
 落語家の世界
 子どもが楽しめる落語
 おやこ寄席のはじまり
 広がる笑いの輪
桂 文我・著 東 菜奈・絵  岩崎書店刊

桂 文我  プロフィール

本  名大東幸浩(おおひがし ゆきひろ)
生年月日昭和35年8月15日、三重県松阪市出身
入 門〜昭和54年3月、桂枝雀に入門。桂雀司を名乗る
平成7年2月、四代目桂文我を襲名
落語活動現在、年間300回程の落語の高座をつとめる。大阪・東京・横浜・名古屋・京都・岡山・徳島をはじめ、各地で「桂文我独演会」「桂文我の会」を開催。
また、子ども向きの落語会の「おやこ寄席」も各地で開催。
受  賞
昭和58年ABC落語漫才新人コンクール審査員奨励賞
平成3年NHK新人演芸大賞優秀賞
平成6年国立演芸場花形演芸会金賞
平成7年国立演芸場花形演芸会大賞
平成8年大阪市咲くやこの花賞
平成9年国立演芸場花形演芸会金賞
平成11年国立演芸場花形演芸会金賞
平成21年芸術祭賞優秀賞
刊 行 物 CD
桂文我上方落語選(3巻・東芝EMI)
四代目桂文我(7巻・APPカンパニー)
おやこ寄席(10巻・APPカンパニー)
ごくらくらくごライブ(文我オリジナル)

CDブック
桂文我上方落語選(CD2枚組 2巻・燃焼社)
上方寄席囃子大全集(CD2枚組・燃焼社)

著書
復活珍品上方落語選集(3巻・燃焼社)
落語「通」入門(集英社)
メッケもん! 掘り出しと珍品図鑑(ポプラ社)
落語ワンダーランド(6巻・喜迴舎)
落語の達人(5巻・岩崎書店)
ようこそ! おやこ寄席へ(岩崎書店)
ごくらくらくご(2巻・小学館)
ちゃっくりがきぃふ(福音館書店)
えんぎかつぎのだんなさん(福音館書店)
りゅうぐうじょうでさがしもの(童心社)
とくべえとおへそ(童心社)
落語紙芝居(6巻・童心社)
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